続いて、追記処理について他のパターンもご紹介します。
ログ追記出力(既存ログファイルに複数回)
バッチ処理実行した際に前回のログをクリアせずに、残し続けたい場合に利用する方法です。
複数の処理を実行する中で、1つのファイルにログを出力したい場合に利用することが多いかと思います。
1つ目のバッチで上書きログを実施、2つ目のファイル以降は追記ログを実施という流れになります。
それでは、すでに出力されているファイルに複数回書き込みを行ってみたいと思います。
echo ログファイル追記2 >> test.log
echo ログファイル追記3 >> test.log
実行後、出力されているログファイルの後ろにログが追記で2行出力されています。
ログ追記出力(既存ログファイルなしに複数回)
既存のログファイルがない状態で追記出力を行った場合の動作を確認していきます。
1つの処理で常にログを出力する場合に利用します。
先ほど作成したバッチファイルをログファイルがない状態で実行してみます。
echo ログファイル追記2 >> test.log
echo ログファイル追記3 >> test.log
追記処理となっていますが、ログファイルがない場合は新規作成されます。
1行目は上書き処理と同じ動き(ログファイル出力とログ出力)、2行目は追記処理となります。
試しにもう一度同じバッチを実行してみます。
3行目、4行目に同じ内容が追記で出力されます。
ログ出力(上書き、追記の組み合わせ)
ログ出力の上書き、追記を組み合わせた処理を確認していきます。
1つの処理で毎回ログファイルをクリアしたい場合に利用します。
echo 常に上書き > test.log
echo ログファイル追記2 >> test.log
バッチ実行後、すでに出力されていたログはクリアされ、新たにログが出力されます。
次の記事では、ログファイルの出力先指定の方法などをご紹介します。